約 3,647,000 件
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/40690.html
それでもぼくはいきていくしかない【登録タグ spurblue. そ ウルエ 初音ミク 寝子 曲】 作詞:寝子(spurblue.) 作曲:ウルエ(spurblue.) 編曲:ウルエ(spurblue.) 唄:初音ミク 曲紹介 それでも僕は生きていくしかない オリジナルVOCALOID曲制作サークル「spurblue.」の楽曲。 イラストは作詞を担当している 寝子 氏が手掛ける。 歌詞 (PIAPROより転載) 大人しいあの子が零した透明に輝いた夢を 叶えばいいねと言うだけの僕は なにを叶えたんだろう 立ち止まって初めて気づく自分の不出来さというか 欠けて足らないパーツだらけで 未完成みたいなジグソーパズル かさぶたを忘れて引っ掻いた傷 溢れた悲しみを絆創膏で誤魔化した それでも僕は生きていくしかない 理由なんて見つからないまま 悔しくって怒って 悲しくって泣いて どうでも良いと笑って それでも僕は生きていくしかない 立ち止まってしまっても 君は笑って泣いて ひとつ先の向こうで そうやってほら 「またね」 乱雑な未来の話をくしゃくしゃに握りしめて 元に戻せなくなった今現在を 誰のせいにも出来なくて 痛みを知って優しくなるよ そうやって歌ってくるけど 壊してからじゃ戻せない崩れたツミキを 偽善って呼ぶのかい? 想い出に変わって見えない傷 ズキンと音が鳴って壊れたまま戻らない それでも僕は生きていくしかない 理由なんて初めから無いんだ 押し付けて逃げて 羨んで逸らして 忘れる為に笑って それでも僕は生きていくしかない 味気ない毎日でも 僕が消えてしまっても 君と同じように こうやって世界は回る 君が居なくなって 僕はこの世界に残った 君が出来ることを 僕は出来ないのだけれど 君の見た夢を 僕は叶えられなかったのに 君の代わりに消える勇気が僕には無くて 虚しさだけがここに残ったんだ あぁ本当に 消えてしまいたいと何度も思うよ なんにも出来ない 弱くて小さい僕がいたって 仕方ないって 思うだけなんだ それでも僕は生きていくしかない 理由なんて見つからないまま 悔しくって怒って 悲しくって泣いて どうでも良いと笑って それでも僕は生きていくしかない 叶わない願いがあっても 僕は笑って泣いて 1歩だけ進んで そうやってほら 「またね」 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/niconico2nd/pages/376.html
それでも僕は死にたくないⅡ ◆jVERyrq1dU 「剣埼、クラッシャー……あの女と筋肉質な男……二人とも殺してきなさい」 ぼぅっとした表情で、リンは天地が引っ繰り返るような事を言った。 クラッシャーはともかくとして、剣埼はリンの言った言葉をうまく飲み込めず、目を瞬かせている。 カイトと銀髪の女と筋肉質の男の間に何があったのかは分からない。叫び声は聞こえてきたが、普通の話声は音量が足らず、聞きとれなかった。 けれどもカイトが困惑し、涙を流し、頬を叩かれたのだ。 愛しのカイト様があそこまで不当な扱いをされて、黙っていられるほどリンは我慢強くなかった。 カイト様に対して盾突いた女と男を始末しなければならない。一刻も早く。 そしてカイト様を私達のチームに迎え、奴隷二匹を使って殺し合いを脱出するのだ。 「許さない……!絶対に許さない……!あんな低俗な二匹の家畜が私のカイト様にあのような仕打ちをするなんて……!」 あの二人も初音ミクとかいう売女と同じような存在だ。一刻も早く殺してカイト様を私の元へ連れて来なければならない。 リンの心の中に居るカイトは誰よりも有能で素敵な、絶対の存在だ。 故に、目の前で繰り広げられた一連のトラブルは、カイトが原因である事に気付かない。 考える事すら出来ない。全ての害悪はカイトとリン、そして召使であるレン以外の下等な連中が引き起こすものなのだ。 ────カイト様は正しい。悪いのは連中だ。 もはや信仰にも似たその思いは、リンに剣埼が自分とクラッシャーを警戒している事を忘れさせた。 その結果、リンはクラッシャーだけではなく、殺し合いに乗っていない剣埼にまで、殺害を命じてしまった。 リンはお姫様として育って来たのだから、例え剣埼であろうと本気で命令したら言う事を聞く。そんな風に考えているのかもしれないが…… 「さあ!早く殺してきなさい!クラッシャー、剣埼!」 「チョチョチョット……どういうことディスか!?」 剣埼は慌てて聞き直す。リンとクラッシャーは出会った当初から怪しいと思っていた。 だが、まさかこうも突然にこんな事を言い出すとは思ってもみなかった。 二人が悪事をするとしたら、剣埼の目を盗み、あくまでこっそりするはず、そう思い込んでいた。 「どうもこうもないわ。早く、殺してきなさい!」 「ド、ドンドコドーン、本気で言ってるんディスか!?」 「何を言ってるのか分からないけどさっさと殺してきなさい!」 「そんな……」 やはり二人は危険人物だった。こうもあっさりと本性を見せるとは予想外だ。 「俺が行くぜ。連中をぶっ殺して優勝へ一歩前進だぜ( ゚∀゚)アハハハ八八八ノ ヽノ ヽノ ヽ/ \/ \/ \」 「やっぱり、やっぱりモマエニャ殺しニァいにニョッテイチャノカー!!」 二人を倒すべき悪だと確信し、剣埼は声を荒くする。そのため、いつも以上に滑舌が悪くなってしまった。 クラッシャーが刀を握りしめ、壁の影から飛び出そうとするのを、剣埼は彼の後方から肩を捕まえ、必死に止める。 パワー、スピード……剣埼はその全てがクラッシャーよりも勝っている。だが大人しく諦めるクラッシャーではなかった。 眼をぎらりと光らせ、振り向きざまに刀を払う。 「きゃあ……!」 刀を避けるために、剣埼が後方に飛び退く。その際にリンにぶつかってしまい、リンは短い叫び声をあげた。 「何ジェだ!ドゥスィテコニョチワイにドるんニャ!!」 「もう何回言ったか分からねえけど、優勝しなくちゃ死ぬんだから乗って当たり前だろうがドンドコドーン!!!!!」 何故かオンドゥル語で切り返しながら、剣埼に切りかかるクラッシャー。こんな一瞬では変身すら出来ない。 生身で戦うしかない。だが、ここで諦める訳にはいかない。 剣埼はクラッシャーに向かって自ら接近する。 逃げるか、その場にとどまり避けるか、剣埼はそのどちらかの行動をとるしかないと考えていたクラッシャーにとって、剣埼の動きは想定外のものだった。 クラッシャーが振るう刀は、剣埼がさっきまでいた場所を切り裂こうとしている。今更刀の軌道を変えることなど、剣士でも何でもないクラッシャーには出来ない。 だからクラッシャーは悪態を吐きながらそのまま刀を思いっきり振るった。 予想外のスピードで接近して来た剣埼に、刀は上手く当たらない。刃の根もとの部分が剣埼の肩を切り裂く。 鮮血が舞ったが、根元で切った故にその傷は浅い。剣埼の行動に何の支障も与えないほどに、効果のない一撃だった。 剣埼の動きは止まらず、クラッシャーの懐に潜り込み、そしてタックルを仕掛ける。 狙いは、刀を握りしめたクラッシャーの腕。渾身の一撃を放った直後であるため、 クラッシャーは剣埼の攻撃を避ける事はおろか、反応すら出来なかった。 必死にクラッシャーに体当たりする剣埼。自分よりも大きな体を持つ剣埼の体当たりをまともに食らったクラッシャーは、大きくバランスを崩し、 「イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」 彼の手から刀が離れた。刀は宙を舞い、地面に落ちる。 金属質な音をたて、地面に落ちる刀。おそらくこれで電車から降りた三人も何事か異常が起きていると判断してくれるだろう。 「テメエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!」 クラッシャーは怯みもせず、剣埼に掴みかかる。彼の頬を思い切り殴った。 だが剣埼は怯まない。この程度の荒れ事、今までに何度も経験している。 またも殴りかかるクラッシャーに、剣埼は逆に拳を叩き返した。クラッシャーの顔面を思い切り殴る。 殴って殴って、蹴って蹴って蹴りまくる。刀さえなければ恐ろしい相手ではない。ライダーに変身しなくても簡単に勝てる相手だ。 だがクラッシャーは倒れない。何が彼の体をここまで支えているのか…… 「ロウリイラレンアリラレルンビャア!!」 もういい加減諦めるんだ、と叫ぶ。興奮によってますます日本語が危うくなってきた。 「ああん! てめえだけには絶対負けねえぞ……俺は」 つい先ほど、クラッシャーはリンの前で剣埼に敗北を喫した。同じ相手に二度も負けてたまるか。 これ以上リンに嘗められてたまるか。俺はドイツのキーボードクラッシャー様だ。 こんな滑舌が悪い野郎にも、そしてお姫様ぶってるリンにも、嘗められたままで終わらせない。 ネット上でカオスの名を欲しいままにしてきたように、この殺し合いでだって、俺は圧倒的パワーで優勝してみせる。 ────リンと協力して!!!! 「ぶっ殺してやるぜ……!」 笑みを浮かべてファイティングポーズをとるクラッシャー。 「いい覚悟だ。敵ながら……」 剣埼はクラッシャーと対峙し、睨みあう。 剣埼はこの時、クラッシャーとの闘っている間のほんの一瞬ではあるが、ある事を失念していた。 敵はクラッシャーだけではない。もう一人いるのだ。 「しまったあッ!」 剣埼は叫んだ。リンが足元に落ちている刀を拾い、それを自分の背中に器用に隠して、今まで隠れていた壁の影から飛び出したのだ。 リンは電車から降りた三人の元に向かっている。間違いない。殺す気だ。 裏切った剣埼と、その剣埼にボコボコやられているクラッシャーに愛想を尽かして、自ら殺しに行こうとしている。 リンは走っている。クラッシャーを倒し、そしてリンを追いかけてあの三人が襲われる前に彼女を倒さなければならない。 変身していない生身の状態で、この一瞬の間に、そんな事が出来るのか? 「まだまだ勝負は終わっちゃいねぇ!!!!!」 クラッシャーがまたも殴りかかってきた。 どうする。どうする……どうするんだよ俺!!!! リンはカイト達から見えないように刀を上手く隠しつつ、カイト達の元へと急ぐ。 剣埼には、そしてクラッシャーには呆れを通り越して絶望してしまった。 剣埼は姫であるこの私の命令を断り、クラッシャーはそんな剣埼にさえ勝つ事が出来ない。 なんという下らない存在だろうか。 カイト様の顔がどんどん鮮明になっていく。それに合わせて、私の胸の鼓動は加速していく。 カイト様は相変わらず、悲しそうにしていた。許せない。あの女と男を殺して、家畜の餌にしてやらなければ気が済まない。 クラッシャーは頼りにならない。だったら私が殺ってやる。考えてみれば、私自身の手で殺した方がすっきりするかもしれない。 低俗な者の血を浴びるかも知れないと考えると嫌だが、それでカイト様が喜んでくれると思えば……血を浴びる事すら苦ではない。 特にあの女は念入りに殺して見せよう。あの女がカイト様に盾突いたから、カイト様はあそこまで悲しんでいるのだ。 元凶であるあの女は、絶対に絶対に絶対に絶対に許さない。 カイト様が近づいてくる私の存在に気づき、目を見開いた。何故か知らないが、銀髪の女まで驚いている。 私が駅のプラットホームに入ると同時に電車は出発した。カイト様……やっと会えましたわ…… 最愛の人に再会して感極まったのだろうか。私は目に涙が滲む。だけど……泣いている場合ではない。 ああ────見ていて下さいカイト様。今、貴方の傍で蠢く害虫を、この私自身の手で始末して見せますわ。 ▼ ▼ ▼ 「リン……リンなのか?」 俺はお化けでも見るような目つきで突然現れた妹を凝視した。 ハクも俺と同じく、アレクに抱かれながら驚いた表情でリンを見ている。 さっきから駅の中が騒がしい。どこかで聞いた事がある叫び声が何度も聞こえてきたり、何かの金属がコンクリートに当たるような音も聞こえてきた。 そんな物音に俺はいつものようにすっかり怯え、アレクになんとかしてくれ、と喚いていた。 その時だ。その時、突然リンが駅の改札口からこちらへやって来たのだ。 「リンちゃん……」 ついさっきまで涙を流し、悲しそうにしていたハクはリンの姿を見るなりぱっと表情が明るくなる。 そんなハクを見て、アレクは彼女から離れた。俺はリンに再会出来て素直に嬉しかった。 もう二度と会えないかと思っていた。リンは俺にとって妹のような存在……家族なのだから。 ハクの表情が明るくなったのは何故だろう。リンとハクは知り合いではあるが、別に仲が良かったわけではないはずだ。 売れっ子のリンと日陰者のハクにどのような接点があるのだろうか。何もない……はずだ。 リンはいつも双子のレンと一緒に元気に遊びまわっている。ハクとは年齢が離れ過ぎているから、きっと友達にもなれない……はずだ。 それなのに、ハクはどうしてあれだけ喜んでいるんだ? 俺は考え、すぐに気付いた。 ……知り合いだからか。知りあいの無事を確認できて、知りあいに再会できて、ハクは素直に感激しているのだ。 こんな時にまでどうにかしてハクを貶めようとしている自分の思考回路に、俺はほとほと嫌気がさした。 「リンちゃん……無事だったんですね」 リンににこりと微笑みかけるハク。 「リ、リン……生きて再会できて、本当に良かったよ」 ハクに負けじと、俺も兄貴らしいところを見せる。 「カイト様……」 「……え?」 リンが妙に色っぽい表情で俺に向かって「カイト様」と言った。聞き間違いではない。確かにあいつはカイト”様”と言った。 「この殺し合いの場でも、いつか再会できると信じておりました……」 何かが、何かがおかしい。何かが確実に狂っている。リンの奴、俺の事をからかっているのか? それにしてもあいつ……いつからあんな色っぽく……着ている服も妙に扇情的だし……って俺は妹に対して何を考えているんだよ。 「か、からかっているのか?」 「……いいえ。どうしてですか? どうしてそんな事を言うの?」 真顔でリンは言った。違う、あれは演技じゃない。俺をからかっているようには見えない。 ならばどうして、どうしてリンは俺に対してあんな恭しい態度を取るんだよ。 (何かおかしいのか?) アレクが俺の耳元でそう囁いた。俺は口をパクパクするだけで、何も答える事が出来なかった。 「リンちゃん……私も会えて嬉しいです」 「待てハク!」 リンのところへ駆け寄ろうとしたハクを俺はとっさのところで捕まえる。 何かがおかしい。あれは間違いなくリンだ。リン以外の何者でもあるはずがない。 確信を持って言える。あそこにいる女の子は、俺の妹、鏡音リン。 だが────リンはあんな事言わない。ふざけているのならともかく、素で俺に対してあんな口調を使うなんて、絶対にリンではない。 だけど……だけどあれがリンである事は間違いない。だけど……わけわかんねえ……! 「どうしたんですか?」 訝しげに、そして不満そうにハクは言った。ハクにしてみれば自分をとことん卑下した相手に、知り合いとの再会まで邪魔されているのだ。 きっと俺の事がウザくてウザくて仕方がないのだろう。だが、なんとなく直感的に、このままリンに近寄らせてはいけない気がした。 「わ、分からない……分からないけど。あれはリンだよな?」 ハクは俺の質問には答えず、疲れた顔をして微笑みかけた。その顔を見たとたん、俺の胸に何やら気分の悪いものが湧いて出てきた。 やめろ。その顔はやめろ。頭が悪くて、妹すらも警戒するような情けない俺を卑下する表情。 その表情だけは本当に虫唾が走るからやめてくれ。俺はヘタレじゃない。例えヘタレだとしてもお前よりは遥かにマシなんだから……! 「……当り前じゃないですか。口調が少し違うのはカイトさんをからかっていからですよ。 カイトさんは……えっと、慎重すぎるんです」 「今、言葉選んだな」 「え?」 「慎重すぎるって言う前だ。お前、えっとって言った。お前は臆病者って言おうとして、考えなおして慎重すぎるって言葉に変えたんだ! きっとそうだ!」 「い、言いがかりです……!」 こんな場面であるにも拘らず、またもハクと口喧嘩してしまう俺。 だが口を衝いて出てきたハクへの非難の言葉は一度飛び出してしまえば収まりがつかない。 「リンちゃんがそこにいるんですよ!?妹の前で喧嘩なんて……やめて下さい」 「分かってるよ。分かってるけどお前がああ言うから────」 突然、誰かに背中を叩かれた。後ろを振り返ると、アレクだった。 複雑な表情をしている。アレクの言いたい事は分かる。だけど……そもそもあいつは本当にリンなのかよ…… 「カイト様……私が思った通り、この二人に苦労させられているようですね」 リンが少しずつこちらに近づいてくる。ハクはその言葉を聞いて、さすがに違和感を感じたのだろう。 目を瞬かせてリンを観察している。 「リンちゃん、それってどういう意味ですか……」 「カイト様、私と共に行動しましょう。愚鈍な従者たちは捨てなさって……私は貴方の言うとおりに、完璧に従いますわ。 利発で勇敢な貴方の事……きっと、この下らない殺し合いとやらを打破する方法も、考えていらっしゃるのでしょう?」 リンはハクにもアレクにも全く視線を移そうとはしない。俺だけを、嫌に官能的な表情を浮かべて見ている。 声も蜜のように甘ったるい。俺の耳に心地よく溶けていく。 「リン……冗談ならやめろ」 俺は半ば震えながら言った。冗談でない事くらいリンの態度を見ていれば分かる。だが言わざるを得なかった。 頼むから演技であって欲しい。俺をからかっているだけならどれだけ嬉しいだろう。 間違いない。リンの身に何かが起きたのだ。何者かがリンに何かをして……そして別人のようになってしまった。 あるいは別の何かが起きて……。ともかく、このリンはいつものリンではない。 ────この殺し合いは、俺の大切なリンを奪っていきやがったんだ。 「冗談なんて……私は本気ですわ。何やら様子がおかしいようですが、そこにいる2人に何かされたのですか? もし、そうなら私……」 「リンちゃん……」 ハクが再び、近づいてくるリンに歩み寄る。それに追従してアレクも。 得体の知れない不安が錯綜し、混乱している俺は、もはやハクを止める事が出来なかった。 あれはリンであってリンではない。あのリンとハクが接触した時、いったい何が起こるのだろう。先を考えるのが怖い…… もしかしたら流血。こんなあり得ない考えまでごく自然に俺の脳内に浮かんでくる始末。 もはや頼りになるのはアレクしかいない。ヒーローであるあいつしか、頼れる奴はいない。 ハクが微笑みながら、リンの小さな体を抱きしめようとしたその時だ。何かが叫びながら、プラットホームに飛び込んできた。 「フォノフォハロロシリウァイウィロッレルウォー!!リヲルンルンラー!!」 ※訳(その子は殺し合いに乗ってるぞー!!気を付けるんだー!!) 「チクショオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!逃げちゃイヤアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」 カイトは勿論の事、ハクもアレクも、突然乱入して来た二人に驚愕する。 乱入して来た剣埼は見た。近づいてくるハクに切りつけようと、刀を自分の体の陰に隠し持っているリンを。 ハクとリンの距離はもう2メートルもない。いつ切りつけてもおかしくはない。 「ヘシン!!」 全力疾走で走りながら、ブレイバックルにカードをセットし、仮面ライダー剣に変身する。 一気に運動能力が増すのを全身で感じながら、後方から追いかけてくるクラッシャーを突き離し、リンに向かって加速する。 早くリンを止めなければ、あの銀髪の女の子が殺されてしまう……! カイトは恐怖で頭がどうにかしてしまいそうだった。突然現れた男二人。 先頭に立ってリンに襲いかかろうとしている男については、見た事がないし、何を言っているのか見当もつかない。 だが、後方からリンに「逃げるな」と叫んでいる男の事はよく知っている。 殺し合いが始まった直後、俺と隊員を襲った少年だ。また出会ってしまった。今度はリンを殺そうとしている…… 例え俺の知らないリンでも、俺の妹であることには変わりない。だからあいつらに殺されてしまうのだけは嫌だった。 リンは俺にとって大切な存在だ。あの外国人のガキに俺の大切な人を殺されるなんて……そんなの認めたくない……! そう心に決めたが、やはり俺の足は恐怖によって固まり、一向に動かなかった。 だから、すぐ近くに居るアレクに縋り寄り、必死になって叫んだ。 ハクは事態が呑み込めずにいた。リンと自分達の再会に突然乱入して来た男二人。 彼らの顔つきから判断して、どうにも穏やかではなさそうである。彼らはリンに向かって疾走して来ている。 このままではリンが危ない。直感でそれだけは分かった。あの二人の目的はリンだ。 リンに危害を加えようとしているのに違いない。 私は怖かった。怖くて怖くて仕方がなかった。だけど自分よりも年下で、まだ幼いリンちゃんを見捨てられはしない。 怖くて怖くて逃げだしたい。どうして日陰者の私がリンちゃんのような売れっ子を助けてやらなければならないのだろう。 いつもいつもこの少女に私は嫉妬してきた。そんな私がどうしてこの子を助けなければならないの? そんな弱音が沢山頭の中に浮かんでくる。けれども、土壇場で最も強く私の脳裏に浮かびあがってきた言葉は、マスターが言ってくれた言葉だった。 アレクさんは私の事を信頼しているのだから……その気持ちを裏切るわけにはいかない…… 私はもう、弱音なんて吐きたくない。アレクさんのもとで立派な歌手に……弱音なんて吐かない強い人間に……なりたい。 「リンちゃん!来て!」 私はリンちゃんの小さな手を握りしめて引っ張り、迫って来る男達から逃げる。 アレクさんに認められたい。もっと信頼されたい。今になって思えば、その気持ちがカイトさんを苦しめていたのだろう。 私がアレクさんに認められるため、気丈に振る舞うのを、カイトさんは自分への当て付けだと邪推した。 カイトさん……気持ちは痛いほどよく分かります……ですけど…… 「フォステンクンカスンカ!!」 ※訳(どうして逃がすんだ!!) 「アレク!!リンを、リンをあいつらから守ってやってくれぇ!!」 カイトが叫ぶのを聞いて、アレックスは事態を見極める。先頭に立ってリンを追うカブトムシっぽい男は見た事も聞いた事もないが、 後方からリンを追う外国人の少年の風体は、カイトから聞いた危険人物に酷似している。 カイトの怯え具合から見て、あの少年はほぼ間違いなくカイトとはっぱの男を襲った少年だろう。 となると、あのカブトムシの男は少年の仲間と考えられる。リンに向けている殺意は間違いなく本物だ。 危険人物どおしが手を組むとは…… 「アレク……リンだけは守ってやってくれよ…… 大事な大事な妹なんだ……こんな馬鹿げた殺し合いで死んでいい奴じゃない」 「分かってる。分かってるさカイト……!」 鏡音リンについてはカイトとハクから何度も聞いた。彼らにとって大切な存在。 特にカイトにとっては家族同然の存在だ。この殺し合いで漸く再会できた家族。守ってやらなければならない。 リンを……そしてもう一人……リンを連れて逃げた勇気あるハク。アレックスは決意する。 ────マスターとして、リンとハク、両方を完璧に守りきる……!! アレックスはカイトの元から離れ、リンとハクを追いかけるカブトムシの男に向かって疾走する。 疾走する二人の男の前に立ちふさがるアレックス。少年はともかくとして、カブトムシ風の男は相当なスピードで走っている。 その運動能力は人間以上、バルバトスのような恐ろしい実力の持ち主かもしれない。 アレックスは気合を入れ、二人の男を一喝する。 「止まらなければ、お前らを倒す!!」 「ロイテレフルェ!!フォウェハリカラナンラ!!アラクフィエンロアロロラ!」 ※訳(退いてくれ!!俺は味方なんだ!!早くしないとあの子が!) カブトムシの男が接近してくる。速い。想像以上に早い。 アレックスは男を凝視してスピードを見極めようと努める。拳を握りしめ、タイミングを合わせ、そして──── 「チェリャア!!!」 渾身の力を込めて走って来る男に向けて放った。その拳が男の顔面に当たるかと思った瞬間、男の身体がアレックスの視界から消える。 男はパンチが当たる直前、アレックスの身長よりもぎりぎり高くジャンプし、そしてそのまま高速で飛び越えたのだ。 仮面ライダーの運動神経を最大限に生かした回避方法に、さすがのアレックスも虚を突かれた。 アレックスを飛び越えた剣埼は、そのまま線路へと降り、リンとハクを追いかける。 「クソッ!」 「どけえええええええええええええええええええええええ!!!!」 息をつく間もない。カブトムシの男の次に、少年がアレックスに向かって突進して来た。 顔から血を流し、いかにも疲弊していそうな少年の走るスピードは、さっきの男に比べると明らかに遅い。 だが、その代わり、彼の眼は恐ろしいまでに狂気の色で光っていた。 「イスラエルにトルネードスピィィィィィィィィンンンンンンン!!!!!!!」 突然少年が高速で回転し、アレックスにスピンアタックを仕掛けてくる。 どうする? アレックスは唸りを上げて迫る少年を前にして自問自答する。 さっきのようにパンチするか?それとも、奴を止める事をまず最優先に考えタックルでもするか? そんな風に行動して、はたして止められるのか?さっきの男のようにまた予想外の方法で避けられはしないか? 「死ィィィィィィィネエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!」 ────もう考えるな!やっぱり俺には、これしかない!! 「おおおおおおおおおお!!」 アレックスは雄叫びをあげながら、スピンアタックしてくるクラッシャーを掴みにかかる。 アレックスの十八番、バックドロップ。こう言う土壇場で出す技は、やはり自分にとって一番使い慣れた、得意な技、それが相応しい。 「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄アアアアアアアアアアア!!!!!!」 「おおおおおおおおおおおおおお!!」 クラッシャーのトルネードスピンアタックがアレックスに衝突する。 アレックスは恐ろしいまでの衝撃に、倒れそうになるが、全身に万力のような力を込め懸命に耐える。 鍛え抜かれた筋肉が軋みを上げる。そしてクラッシャーの身体を掴みにかかる。だが、クラッシャーの身体は怖ろしい勢いで回転していた。 掴もうとしても手が弾かれ、なかなか思うようにいかない。このままでは押し切られてしまう。 「俺は最強のキーボードクラッシャー様だアアアアアアアアア!!!!誰にも負けてたまるか!!!死んでたまるかチクショオオオオオ!!!!」 「俺は、俺はハクのマスターだ!!こんな馬鹿げた殺し合いで、ハクやあの黄色い女の子が死んでいいはずがない!! 俺は────力なき者を守る!!!守ってみせる────うおおおおおおおおおおおおおお!!!」 相撲のように、組み合い、互いに押し切ろうとするクラッシャーとアレックス。 アレックスの両手が、クラッシャーの身体を掴もうとすると、クラッシャーがそれに抗う。 互いに全力。アレックスは使命感、そしてクラッシャーはこれ以上負けてみじめになりたくない、リンに呆れられたくないという自尊心。 一瞬の膠着状態の末、とうとうアレックスはクラッシャーの体を完璧に掴んだ。 ────クラッシャーの視界が引っ繰り返る。クラッシャーは一瞬、何が起こったのか全く理解出来なかった。 「ヤアァッッ!!」 クラッシャーの体がアレックスの筋肉に支えられふわりと持ちあがり、そして次の瞬間、地面に頭から叩き落されていた。 アレックスの十八番、バックドロップ。それが今、完璧に決まった。 「あ……く、くそ……お…………」 意識が朦朧としたクラッシャーが悔しそうに何事か呟く。それをちらりとだけ見て、アレックスはすぐにハク達の元へと走る。 あの少年の事は気になるが、今はハクとリンの命を守らなければ。アレックスはクラッシャーに注いでいた意識をすぐに切り替える。 全速力でハクとリン、そして危険なカブトムシの男を追いかける。あの男は強い。クラッシャーよりもずっと強い。 だが、負ける訳にはいかない。ハクやカイトと出会って、自分は常人にはない力を持っている事を自覚させられた。 今こそそれを行使すべき時、力なき者を守る時──── 「じょ……上等だぜ……」 アレックスが去った後、倒れたクラッシャーは両手を支えに必死に体を持ち上げる。 剣埼から与えられたダメージ、アレックスから与えられたダメージ。それらによってクラッシャーの体はすでにぼろぼろだ。 だがここで頑張らなければ……きっとあとで後悔する。事態は予想外にも不味い方向へと転がっている。 リンは何故あそこまで無警戒に、剣埼の前でアレックスとハクを殺せと言ったのだろうか。 あれでは自分から剣埼に殺してくれと言っているようなものだ。そして実際にその通り、剣埼はリンを殺しに向かっている。 アレックスとハクとカイトが、リンではなく剣埼をゲームに乗っている者と誤解してくれたのは嬉しい事だが…… 剣埼は強い。恐らくアレックスよりも。両方と戦ったクラッシャーだからこそ分かる事実だった。 このままではリンは殺される。あのむかつく剣埼に……! 「させねえ……!させねえぞ畜生!!リンは俺が利用するんだ……! この殺し合いを優勝して生還するために、俺とチームを組んでこれからも共闘するんだ……! こんなところで殺されてたまるか……!リンは俺のものだ畜生……!!」 リンに戦闘力はない。俺がやられてしまえば、殺し合いに乗っている俺達は必ず殺し合い抵抗者に始末されてしまう。 だから、絶対に負けられない。何度負けても諦めない。俺はリンの命も背負っている。 一度、チームを組んだからには、一蓮托生だろうが……!! sm135 それでも僕は死にたくないⅠ 時系列順 sm135 それでも僕は死にたくないⅢ sm135 それでも僕は死にたくないⅠ 投下順 sm135 それでも僕は死にたくないⅢ sm135 それでも僕は死にたくないⅠ 鏡音リン sm135 それでも僕は死にたくないⅢ sm135 それでも僕は死にたくないⅠ キーボードクラッシャー sm135 それでも僕は死にたくないⅢ sm135 それでも僕は死にたくないⅠ 剣崎一真 sm135 それでも僕は死にたくないⅢ sm135 それでも僕は死にたくないⅠ 弱音ハク sm135 それでも僕は死にたくないⅢ sm135 それでも僕は死にたくないⅠ KAITO sm135 それでも僕は死にたくないⅢ sm135 それでも僕は死にたくないⅠ アレックス sm135 それでも僕は死にたくないⅢ
https://w.atwiki.jp/viptop/pages/37.html
最終更新日 2009-07-12 wikiの案内です。 テンプレ 1用のテンプレ等が置いてあります。 雑談しようぜ 雑談・要望・報告・苦情はこちらへ。 FAQ Tips FAQ,jane用FAQ, よくある質問が載っています。質問する前に見ておきましょう。 何から手をつければいいかわからねえよヽ(`Д´)ノという方へ 初心者向けマニュアル。まずはここを読んでカスタマイズの第一歩を。 XP以外のOSの方へ 主に2k以前のWindowsのカスタマイズについて。 自作 改造 カスタマイズTips 細かなカスタマイズネタ。初心者脱出したら読んでみると参考になるかも。 システムのアイコンを書き換える レジストリ書き換えでは不可能な部分のアイコンを書き換える方法。 VSを弄る 既存スタイルの改編の仕方の紹介。 素材を作る フォトショ・GIMPによる素材製作、アイコンへのコンバートなど。 デスクトップ素材保管庫 オリジナル素材・リンク切れになったツールのミラーなど。 うpろだ スクリーンショットをあげる際に使われるアップローダー。 ほとんど使われていないろだもあるので注意。 うpろだ デスクトップ関連のものをアップロードするときにどうぞ ツールソフト一覧 頻出ソフト 改造によく使用されるソフトの一覧 その他 改造に有用なソフトの一覧 使いようによってはかゆい所に手が届く 見ておいて損はない ブラウザ ブラウザ 主要タブブラウザの紹介、解説。 2ch専用ブラウザ 2chを見るときに便利な所謂「専ブラ」の説明。 デスクトップ関係リンク 良いサイトばかりです。先にここを見ておいた方がいいかもしれません。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/29999.html
登録日:2014/09/29(月) 20 10 29 更新日:2024/06/21 Fri 20 24 30 所要時間:約 9 分で読めます ▽タグ一覧 14年春アニメ 「男性視聴者のためだ、悪く思うな!」 おねショタ おねショタ病患者隔離病棟 それでも世界は美しい ぴえろ アニメ アメフラシ ショタおね ファンタジー ラブコメ 天候操作 天気 太陽 女装 少女漫画 日本テレビ 漫画 甘酸っぱさ天元突破 男装 白泉社 花とゆめ 虹 雨 雲よ ここにおいで 滴よ ここにおりて 炎をいなし とどけておくれ 渇える王に それでも世界は 美しい と 『それでも世界は美しい』とは、椎名橙による少女漫画である。 掲載誌は『花とゆめ』、2009年に2回読切が掲載され(現在の第1話、第2話)、2011年から正式連載された。全25巻。 エキゾチックな中世風の世界を舞台に、太陽の名を冠した幼い王と、雨と心を通い合わせた王妃の物語である。 とまあ纏めてみたが 要はおねショタ漫画である。 要はおねショタ漫画である。(大事なことなので2回言いました) おねショタといえばウブな少年をお姉さんがからかうようなイメージがあるが、本作では全っっっっつたく逆。 外見は100点満点な、ショタのお手本のような少年から、主人公(お姉さん)が手玉に取られまくり、組み敷かれまくりな作風なのだ。 まあ田舎の上流階級の娘っ子と事実上の世界国王なのだから、振り回されるのがどちらなのかは簡単に答えは出ますわな。 そんなおねショタ病患者は1巻あたり3、4回悶絶死しかけること請け合いな内容ではあるが、勿論それを抜きにしても 綿密に作り込まれた世界観やリアリティのある台詞回し、魅力的なキャラなどは読者を圧倒する。 好評につき2014年春には日本テレビ系でアニメ化もされた。 しかし、深夜枠とはいえ毒気の無い内容故にネット上では「NHKで夕方やれよ」という意見が出たこともある。 あらすじ 太陽王。それは大陸にすむ全ての人民を畏怖させる、世界最大の権力者の異名。 即位後3年にして群雄割拠の大陸を平定させ、腐敗しきった過去のシステムを叩き壊した太陽王は、やがて気まぐれに雨を所望した。 彼の生まれ故郷である「晴れの大国」は長年水不足に苦しめられ、太陽王自身も「雨」というものを見たことが無かったのだ。 太陽王の標的に選ばれた東海の島国「雨の公国」は、自治を認める代わりに王族の娘を差し出すように命じられた。 雨の公国の第4王女、ニケ・ルメルシエはジャンケンに敗れて晴れの大国に送り出され、国を護るために太陽王と婚姻することとなった。 晴れの大国の王宮にたどり着いたニケの前に現れたのは、わずか11歳の少年だった_______。 主な用語解説 晴れの大国 本作の主な舞台となる大国。首都はギニタリンクス。 大陸内陸に位置する強国だったが、現国王であるリビの為政により全世界を支配するに至った。 慢性的な水不足に悩まされているが、リビの水路開発によりある程度の回復は行われている。 国王は代々別の国の女性を娶っており、側室制度も存在している。 雨の公国 ニケの生まれ故郷。大陸から海を隔てた所にある東の島国。湿気が多く、天気が崩れやすい。 王族は代々「アメフラシの歌」と呼ばれる歌を歌うことで大気をコントロールする能力を有し、鍛錬により自在に雨を降らせることができる。 民族衣装はチベット風。 湖の王国 晴れの大国と最も古い同盟を結んでいる王国。 砂の皇国 世界五大国の中で最も古い歴史を持つ、砂漠に囲まれた国家。晴れの大国のすぐ隣に存在する。 主要な登場人物 晴れの大国 王室 ・ ニケ・ルメルシエ(CV 前田玲奈) 本作の主人公。雨の公国の第4王女で、太陽王リヴィウス3世の正室。 年齢は不詳だが巻末おまけ漫画を見る限り15~7歳程度で、オレンジ色のロングヘアに緑の目の美少女。 初期の段階で巨乳だったが5巻辺りから作者が一切自重しなくなってきているナイスバディ。 アマルナからは揉まれ、砂の皇国の民からは「ずいぶん胸のでっかいお姫様だね」と言われ、 ↑の婚約者のフォルティス公クロードからも「こんなでかい」と(気絶してる間に)吐かれるほど。 ここまでオッパイオッパイ言われる少女漫画の主人公も珍しい気がする。 性格はガサツで男勝り、口調もとても王族出身とは思えないほどの乱雑なものだが、かなりのお人好しで心優しい。 元々はアメフラシがまるで使えない落ちこぼれだったが、血の滲む様な努力の果てにアメフラシを習得、 現在は「命を顧みずに歌わせ続ければ一国を滅ぼすこともできる」と称されるほどの天候操作能力を持つ。 突風や鎌鼬を発生させるのもお茶の子さいさいで、鉄格子を飴のように切断することもできるうえ、 素の格闘で衛兵4人と渡り合うなど戦闘力は高い。 ジャンケンで負けたというしょぼい理由で送り出されたせいか、最初はリビとの婚姻にも露骨な嫌悪感を示していた。 しかし彼の生い立ちや心の中に秘めた温かさを知って次第に心を開いていき、いつしか「太陽王」としてだけではなく、 一人の人間としてリビを心の底から愛するようになっていく。断じてショタコンではない。 ・ リヴィウス3世(CV 島﨑信長) 晴れの大国の国王。11歳。本名はリヴィウス・オルヴィヌス・イフリキア。愛称はリビ。 9歳で即位し、わずか3年で全世界を手中に収めた「太陽王」。 外見は黒髪に青い瞳の可愛らしい少年で、女装も超似合う正統派ショタだが、その生まれ故に剣呑で狡猾な性格。 母親のシーラは身分の低い種族の生まれで、王位継承者ではあったが扱いは悪かった。 幼少期は物静かな少年で、権力欲もほとんど無かった。 しかしシーラが暗殺された後は性格は一変、王位を簒奪してその玉座を利用し逆らうものは徹底的に叩き潰す、 砂漠の太陽のような非情な君主として一国を支配。さらに持ち前の政治的能力と軍事力で全世界を制圧した。 計算高く民思いで政治家としては一流な天才児だが、「オレは人を玩具にするのは好きだが玩具にされるのは大嫌いだ」と 平気でのたまうなど人間としては未熟な少年である。 気まぐれに雨を所望したのが運のツキ、ニケの美貌(主におっぱい)と才覚に惚れこみ、超俺様な性格で彼女を手玉に取り、 全国のおねショタ病患者を悶絶させまくっている。 雨の公国編では自分の気持ちを自覚し、命を削ってトハラの試練に耐え抜いた。 以降は最早バカップルと化している。 剣術や弓道の心得もあり、大人と渡り合えるほどの実力を有する。 ・ ニール(CV 杉田智和) リビの執事。眼鏡に銀髪の男性。田舎者のニケの教育係を務めている。 真面目で有能な青年だが、リビにはおちょくられることも多々ある。 とにかく敵を作りやすい性格のリビが腹を割って話せる数少ない相手。 ・ バルドウィン・シシル・イフリキア(CV 櫻井孝宏) 晴れの大国の宰相。前国王の実弟でリビの叔父。金髪近眼の美貌の青年。 幼い頃はシーラに憧憬の念を抱いていたが、彼女が暗殺された後は遺児であるリビを護るために王位継承権を破棄し宰相の座に就任する。 しかし、リビが心を失っていることを知ると自責の念や無力さを感じ出奔、吟遊詩人としてフリーター生活を送っていた。 後にリビが結婚したことを知り王宮に戻り、宰相の座に再任する。 ノリが軽く女好きなチャラ男だが、その実は物静かで思慮深い「月」のような男。 ルナが大の苦手。 ・ シーラ(CV 潘恵子) リビの実の母親で、少数民族出身の姫君。美人。 身分が低かったため迫害されていたが、誰よりも息子の事を愛していた肝っ玉母さん。 物語開始の3年前、政敵によって暗殺され、その死はリビの心に影を落とすこととなる。 神官庁 神官庁はかつて大いなる権力を持っていた省庁であり、リビにより大幅にその権力がカットされた。 そのため彼の政治を快く思っていない者も多い。 神官はみな「ラニ」という敬称が付くのが特徴。 ・ アリステス(CV 浪川大輔) 髪を頭の右側で束ねている神官。神官庁の中でもかなりの権力を有する30歳の男性。 ニケを排斥するために「闇還りの儀」を命じる。 雨の公国 ・ トハラ(CV 横山智佐) ニケの母型の祖母で先代公王。現在も院政を敷いており、「婆様」と呼ばれている。 戦乱の世から祖国を守るために鎖国を決意し、リビが世界征服を成し遂げるまでその政治体制を強固に守ってきた。 保守的な性格ではあるが孫の事を心より愛しているのは書くまでもない。 ニケが結婚した後に、リビの思いを探るために病を装ってニケを祖国に向かわせ、 リビの愛情の深さと心の強さを図るために試練を行った。 クリア後もリビからは「クソババア」と呼ばれている。 ・ ミラ(CV 伊瀬茉莉也) 雨の公国の第1王女。茶髪の巨乳美女。ミーハーな性格。 ・ ニア(CV 茅野愛衣) 雨の公国の第2王女。緑っぽい髪をポニーテールにした美女。軽いノリの性格。 ・ カラ(CV 寺崎裕香) 雨の公国の第3王女。ベリーショートがキュートな……その……す、スレンダーな体格の少女。 巻末おまけ漫画を見る限りは16~8歳くらい。 飄々とした性格で、いざとなればトハラの命令にすら背く自由人。 ・ テテル・ルメルシエ(CV 桜井敏治) 雨の公国の国王。婿養子なので事実上の権力はトハラにある。やや気が弱い性格で腰が低い。 ・ イラハ(CV 富沢美智恵) 雨の公国の王妃でトハラの実娘。 美人で、若い頃はパワフルな女性だったが現在は病に伏せっている。 ニケを生んだ際に雨を呼ぶ能力を喪失している。 ・ キトラ(CV 近藤孝行) トハラの孫でニケの従兄。年はカラと同じ。黒髪のイケメン。 幼少に両親と死別し、ニケと兄妹同然に育てられ、彼女に深い愛情を注いでいる。要はシスコンならぬイトコン。 トハラについて回って諸国漫遊に出かけていた際にニケが政略結婚したと知り、リビに大人げない嫉妬を行う。 根は努力家で勤勉な性格。 湖の皇国 ・ アマルナ・ルイラサエル(CV 松岡由貴) 湖の皇国の第1王女。愛称はルナ。リビと同世代のロリ。ニケいわく「お人形さんみたいだ」。 金髪ツインテールだが、リビに100%デレ、ニケに120%ツンなわっかりやすい一途娘。 リビとは幼少期から交流があり、その時からベタ惚れであったが、シーラ落命後から一気に疎遠になってしまっていた。 リビ以外の全ての人間に対しズケズケと言いくさる過激な性格の少女で、この漫画で最初にニケのデカパイを揉みしだきやがった人物。 ニケの婚約後、王宮に怒鳴り込んで彼女を無理矢理離婚させようと試みるも、 最後はニケの温かさとリビの恋心に気が付き、彼女を認める形で国を去った。 現在もニケとは親友同士である。 砂の皇国 ・ イラーダ・キ・アーク 砂の皇国第1皇子。現王の病により事実上の最高権力者。「雷帝」の異名を持つ。 顔は強面なイケメンだが、目は宝石のように青く美しい。 排他的な実利主義者であり、非常に気難しい性格。 ・ ファラハ イラーダの側近で護衛を務める少女。褐色の肌を持つ女剣士で、喧嘩っ早い性格。 現在単行本は24巻まで発売されており、アニメ化されたのは4巻の中盤「雨の公国編」まで。 コミックスを出している白泉社花とゆめコミックスからノベライズ版も刊行されている。 ファンからは2期の期待が寄せられており、未だ目が離せない作品と言えるだろう。 リビ「追記修正か、餓死か、どちらか選べ」 ニケ「フザ! ケン! な!!」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] こういうのはおねショタとは言いません ショタおねだよ -- 名無しさん (2014-09-30 00 02 25) 日テレ系じゃなかったか? -- 名無しさん (2014-09-30 00 08 29) これよりも暁のヨナの方が面白いよ。 -- 名無しさん (2014-09-30 19 30 21) ヒロインの中の人歌上手かったな -- 名無しさん (2014-09-30 20 11 43) いいアニメだった。....CMがなければ。 -- 名無しさん (2014-09-30 22 49 42) 1巻の時は「ワハハ、すっげーヘタクソ」と思ってたが5巻辺りからドンドン画力上がっていってるような気がする -- 名無しさん (2014-12-03 02 07 11) 童ピー -- 名無しさん (2015-04-21 20 41 45) 童ピー・・・? -- 名無しさん (2018-08-25 06 59 55) あれ?リヴィウス3世て書いてあるけど、アニメじゃ『一世』じゃなかったっけ? -- 名無しさん (2018-10-18 12 14 04) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kitstool/pages/15.html
語らないことには進まない 臨時 夜まで様子見 - 名無しさん 2011-04-18 16 22 11 登録申請が受理されんと画像が貼れない。仕方ないからうpろだ借りてきたよー - 名無しさん 2011-04-18 18 24 17 カードのデザインについて。今のうちに規格を決めておいた方がいいと思うんだがどうだろう。 - 名無しさん 2011-04-18 18 24 57 ろだにあげたカードステまとめ見れる?wiki編集よくわからんからろだ使った - 名無しさん 2011-04-18 23 14 18 見れた - 名無しさん 2011-04-19 08 27 53 カードデザイン規格って縦横何ピクセルってきめるってことか? - 名無しさん 2011-04-19 13 14 42 そうそれ。今立ってないけど本スレで絵師募集する際も具体的な規格伝えれば描き易いかと思ってさ。どうだろ - 名無しさん 2011-04-20 09 36 30 参考になるかわからないけれども、私はカードデザイン案のにあわせて、横800pixel、縦600pixelにしてる - 名無しさん 2011-04-21 16 53 26 あとかけたものは適当にうpろだにいれてます - 名無しさん 2011-04-21 17 05 14 800x600か。じゃあそれで。 - 名無しさん 2011-04-22 10 48 31 名前
https://w.atwiki.jp/karatemania/pages/13.html
外部リンク 新クロボンステーション カラテ家マニアをUPしたサイトさん。 現在そこの掲示板は停止中。更新もない模様。 カラテ家マニア専用うpろだ カラテ家マニアの譜面などのうpろだ。 カラテ家マニア専用掲示板 カラテ家マニアの掲示板。うpされた楽譜を紹介したりしなかったり。
https://w.atwiki.jp/tjppokemon/
このwikiはGDF-Japan改ポケ開発wikiです。 開発はメンバーのみで行っていきます。開発に参加して下さる方はメニューのメンバーになるにはをお読みください。 現在メンバー数:9人 ゲームタイトル ポケットモンスター Revenge(仮) あらすじ 平和だったころのホウエン地方はどこへ行ってしまったのか・・・。 政府が人々やポケモンたちを奴隷のように扱っている。そして、それが争いとなっていく。 その状況を打破するために主人公とポケモンたちが立ち上がる。 そしてアクア党、マグマ党の真の目的が明らかに・・・。 更新情報 更新情報 こっそりとサイト移行 wikiの整理完了。 wikiのサイト名を"GDF-Japan ポケモン開発wiki"に訂正。 タイトルをポケットモンスター Revenge(仮)に決定。 うpろだの表示名を"GDF-Japan"に訂正。 トップ画像を"GDF-Japan"に訂正。 wiki全体の修正。(不要箇所を修正・削除etc...) wiki全体の「T-jp」という表示を「GDF-Japan」に訂正。 スケジュール追加。 うpろだレンタル開始。ご自由にどうぞ。 トップ画像追加。 wiki設立。
https://w.atwiki.jp/touhoukeitai/pages/202.html
利用規約(毎回必ず読んでね) このろだについて(ご利用方法) このゲームを始める前に、必ず良くある質問に目を通してください。 ここは非公式専用のうpろだです。非公式パッチのUPはこのロダにどうぞ。 使用する場合はこのロダの利用規約も読むようにしてください。 パッチを上げる際は削除キーを設定しないでください。(設定している場合は削除する場合もあります) パッチ公開を中止する場合はパッチ支援スレに報告してください。 報告なしにパッチが消されている場合は、手違いによって消えたと判断し、パッチを上げなおしますのでご了承下さい。 上がっているファイルへの直リンクはしないでください。 利用規約を読んだら下からではなくここから入場してください。 ロダにパッチを上げたら、その内容や仕様(他パッチとの併用の可・不可など)をパッチ支援スレ に報告していただけると、パッチ一覧表が更新しやすくなります。 パッチの内容に関して 図鑑のまとめ、種族値、画像集(キャラチップ等)、人形の詳細情報等はデータまとめロダの方へどうぞ ROMのアップロードは犯罪です。違反者にはそれなりの処分が待っています。 それ以外にロダを私物として利用した場合(全く関係のないファイルを上げる等)も処分対象です。 wikiの検索と掲示板過去ログを読むことでこのゲームに関する疑問はほぼ解決します。掲示板での質問は控えてください。 うpろだ入り口 ↑偽物です
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/7758.html
このページはこちらに移転しました それでも世界は回る 作詞/294スレ171 空降る雨が肌を刺す ぬかるみにとられた足重く ため息積もり壁となり 世界は曇り硝子の向こう側 君の顔が見られなくなっても君のすべてを失うよりはいい 僕の目が光失っても今のすべてを失うよりはいい 夜空の星が滲んでく 指先も見えない闇深く 鼓動の音は山となり 世界は格子のはるか向こう側 君の声が聴こえなくなっても君のすべてを失うよりはいい 僕の耳が聴こえなくなっても今のすべてを失うよりはいい ただ抱きしめて君を抱きしめて温もりを感じたい 泣く訳じゃない 君が代わりに泣いてくれるから 今抱きしめて君を抱きしめて温もりを感じたい 悲しくはない 君がそばにいてくれるから
https://w.atwiki.jp/anime_wiki/pages/15425.html
それでも世界は美しい Blu-ray BOX Blu-ray&DVD-BOX発売日:9月24日 キャラクターデザイン 夘野一郎描き下ろしジャケット 「それでも世界は美しい」オンエア前番宣映像 アフレコ前記者会見映像 前田玲奈・島信長ラジオ日本出演映像 劇中歌レコーディング風景、ノンクレジットOP ◇特典CD オリジナル・サウンドトラック未収録BGM、OP/EDのTVサイズを収録予定 ◇封入特典 ブックレット(24P) ニケ リビ オリジナルラバーストラップ(初回生産分のみ) 2014年放送。 http //www.ntv.co.jp/soreseka/ 監督 亀垣一 原作 椎名橙 シリーズ構成 藤田伸三 キャラクターデザイン・総作画監督 夘野一郎 画面設計 田中比呂人 プロップデザイン 早川加寿子 美術 清水友幸 美術監督 松岡聡、小関睦夫 色彩設計 北沢希実子 撮影 松本敦穂 撮影チーフ 生田幸那 CGエフェクト 小田真也 編集 坂本雅紀 音響監督 浦上靖之、浦上慶子 音響効果 横山正和 ミキサー 田中章喜 アシスタントミキサー 小沼則義 音楽 山下康介 アニメーション制作 studioぴえろ 脚本 藤田伸三 高木聖子 絵コンテ 亀垣一 高木弘樹 朝倉カイト 小高義規 遠藤正明 田頭しのぶ 関谷真実子 演出 亀垣一 高木弘樹 田中智也 小高義規 城所聖明 駒屋健一郎 関谷真実子 佐藤光 作画監督 夘野一郎 浅野直之 鈴木陽子 佐藤綾子 松崎正 山﨑健志 菅野智之 三井寿 辻美也子 富田美文 菊池聡延 清水勝祐 北原章雄 山中純子 窪詔之 桝田浩史 遠藤正明 古賀誠 ■関連タイトル それでも世界は美しい Blu-ray BOX それでも世界は美しい オリジナル・サウンドトラック Kindle版原作コミック 椎名橙/それでも世界は美しい 1 原作コミック 椎名橙/それでも世界は美しい 1 原作コミック それでも世界は美しい コミック 1-6巻セット